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一人暮らしのお年寄りを守りたい。

 ニュースで、一人暮らしの高齢者が部屋でひっそりと亡くなっていた事故を聞くことがあります。実に悲しいニュースです。私も将来のことを考えると、心が痛くなります。
 日本では核家族化や高齢化社会が進み、高齢者だけの世帯が増えてきました。あなたのマンションでも、高齢者だけの世帯がいると思います。夫婦で住んでいるならば、まだ非常事態に対応できますが、一人暮らしですとそういうわけにはいきません。

 どのようにすれば、一人暮らしの高齢者を守ることができるのでしょうか。

実情の把握
 最初に必要なことは、何階の何号室に何歳の高齢者が住んでいるかを調査することです。病気がちなのか健康なのか、健康状態を把握してください。
 調査方法ですが、マンションの実情に応じて、工夫しながら調べてください。戸数の少ないマンションならば、役員さんが1戸ずつ聞き取り調査をする方法もあります。地域の民生委員に協力をお願いして行っている例もあります。
 しかし、戸数が多い場合は、1戸ずつ訪問するのは大変です。手っ取り早い方法が、全戸に調査票を配布しアンケートに答えてもらう方法です。
    「入居者名簿アンケート用紙」
 この調査の内容には特有の気配りが必要です。それは、居住者のプライバシーに関連する部分があるからです。以下の点に注意してください。

調査は管理組合の公式なものであることを告げる。どこが行っている調査なのか分からないと協力してくれません。怪しい業者の勧誘アンケートだと思われると、調査票はゴミ箱行きです。
調査目的が入居者(特に一人暮らしの居住者)の安全を確保するためであり、また管理組合がすぐ対応できるようにするためであることを告げる。目的を知らないと怪しまれて協力してくれません。
調査ではプライバシーを最大限に保護することを説明すること。最近、個人のプライバシー保護について、テレビや新聞などで話題になっています。居住者の中にもプライバシーに過敏になっている人もいます。調査結果が第三者に知られないように、十分に気をつけてください。

調査の内容(例)

1.居住者に関すること
年齢や健康状態、一人住まいなのか?など。
2.非常事態時の連絡先
非常事態時の身内などの連絡先を、できれば数人。
病気の場合は、緊急搬送のことを考えて、治療先の病院や電話番号も教えていただいたほうがいいと思います。

日常生活でのアイテムや対策方法

1.緊急時に警報を鳴らしたり、電話へ通報してくれるアイテム(警報機)を取り付ける
急に持病の発作が起きたり、ケガをして動けなくなってしまったとき、リモコンスイッチを押すと登録した電話番号へ通報されるものです。携帯電話への通報も可能です。通報先は、数件登録することができます。
警備会社や電気メーカー数社から発売されています。値段は機能によってマチマチです。
熱感知機がオプションで付属するものもありますので、火災が起きたときでも通報されます。(この機能は、高齢者じゃなくても欲しいですね。)
警報機が付いている機種もあり、近所の人にも気づいてもらえます。
2.ガス漏れ感知機を取り付ける。(これも高齢者じゃなくても欲しいですね。)
3.日頃から気にしてあげる。
「最近、姿を見ないな〜」と思ったら要注意。部屋へ訪問してあげてください。
郵便受けに郵便物や新聞がたまっていたら、何か問題が発生しているかもしれません。部屋へ訪問してあげてください。
4.地域の民生委員に協力していただく。
定期的に家庭訪問をしてくれるところもあります。ただし、協力をお願いするときは、事前に高齢者の方に承諾を得てください。そのとき、「万が一のことを考えると管理組合だけでは対応できませんから。」と、民生委員への協力の目的をはっきり伝えてください。

非常に難しい問題です
 一人暮らしの高齢者を居住者同士で守るというのは、難しい問題でもあります。それは、前にも述べましたが、個人のプライバシーに踏み込むことになるからです。
 また、その人の感情に触れることを覚えておいてください。高齢者の中には、「人様の施しなんていらん。」と言う頑固者もいますし、「他人に助けてもらうなんて、なんか自分が哀れ」と思う人もいます。「そんなに老いぼれてなんかいない。」との意見もあるでしょう。
 でも、今は大丈夫でも明日にはポックリ逝っちゃうこともあります。本人の主張も考慮してあげなければなりませんし、万が一のことを考えると何か対策をしたいものです。よく話し合うしか方法はありません。
 みんなで守ることは、非常事態にすぐ対応できるようにするためであり、本人のためにも必要であることを説明してあげてください。

今のうちに体制を整えておいてもよいかも
 今現在、あなたのマンションに一人暮らしの高齢者いないとしても、数年後のことを考えると、今のうちに体制を整えておくのもよいかも知れません。
 例えば、年齢60歳以上になったらアンケートの提出を義務付けるとか。世帯が多いマンションでは年齢を65歳とか70歳以上にしてもよいかもしれません。方法は、管理組合でよく話し合って決めてください。


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